近年、インターネットの普及により、生活になくてはならないものになってきました。インターネットの利用にはいろいろな方法があります。
建物に既にインターネットの設備が備わっているもの、そうでないもの。
建物に既にインターネット設備が入っているものについては、入居即日から利用することができます。設備として入っていないものについては、工事が必要になるため、インターネットが使えるようになるまでに若干時間がかかります。また引越しの多い時期はインターネット工事がたてこみ、1か月くらい待たないといけない場合もあります。
建物導入されているインターネット
学生さん向けの建物には、インターネット導入済のものが多くあります。導入済の物件であれば、無料もしくは定額料金のものがあります。定額料金であっても個人で契約するよりも安い金額になっています。
それぞれの物件にインターネットのメンテナンス業者があります。何か不具合があった場合はインターネットのメンテナンス業者さんに連絡するとスムーズで、改善方法を分かりやすく教えてくれます。
建物に導入されているインターネットは、建物の共用部にインターネット接続の機械があり、そこから各部屋に分岐させています。そのため、たくさんの人が同時にインターネットを使うと速度が遅くなってしまいます。
どうしても速度を早くしたい場合は、個別にインターネットを契約することもできますが、その際、現在あるインターネット設備に支障がない工事であること、賃料やインターネット利用料は変わらずそのまま発生することが条件で可能です。
また、導入されているインターネットには有線タイプと無線タイプ(Wi-Fi)があります。
有線タイプ
有線タイプのインターネットは、基本的に有線でご利用頂くようにできるまでが設備になります。
お部屋にLANケーブルの差込口があるか、LANケーブルを差し込む用のモデムがあるので、パソコンと繋げて使います。マックのパソコンをお持ちの方は、LANケーブルの差し込み口がない場合があるため、付属で変換用のコネクタが必要です。
現在は、無線でご利用されている方がほとんどです。無線で使う場合は、無線ルーターを購入頂き、ご自身で無線設定して頂くようになります。無線ルーターにIDとパスワードがあるので、パソコンの無線設定でIDとパスワードを入力し接続されたら無線で利用することができます。
無線タイプ
無線タイプ(Wi-Fi)の物件であれば、無線ルーターが設備としてあるか、部屋に記載があるかどちらかです。部屋に記載がある場合は、最近は埋め込み式も多く無線ルーターもなくコンセント部分にID、パスワードが記載されていることもあります。利用方法が分からない場合は、管理会社に確認してみましょう。
マンションタイプ
マンションタイプが使える物件もあります。マンションタイプとは、マンションの共用部までインターネットがきており、マンションから各部屋に引き込む工事をするだけのものです。部屋への引き込み工事などは全てご自身で手配して頂くようになります。プロバイダーは自由に選択することができ、プロバイダーによって金額も若干異なりますが、大体月額4,000円~5,000円になります。また、契約の内容によりますが、早期に解約すると違約金が発生する場合もあります。建物に導入されているインターネットと同様で、共用部から分岐させているので、一度に多くの人が利用すると速度が遅くなる場合があります。
ファミリータイプ
建物にインターネット設備が全く入っていないものです。共用部にインターネット設備が入っていないため、部屋に導入するためには、電線から直接引っ張ってくることが多いです。その際、エアコンダクトの穴を利用し部屋に導入されることも多いです。
ただし、ファミリータイプの工事をする場合、どうしても線などを建物にビス止めをしたり、何かを設置しないといけない場合があります。そういう工事が必要な場合は、建物をきずつけてしまうため、必ず家主の工事許可が必要です。大体、インターネット工事業者さんが工事の詳細を教えてくれ、建物をきずつける場合、家主の許可をとってくださいと言われます。
ファミリータイプは、分岐させないため、マンションタイプより速度が速いです。ただし、その分月額費用は高くなり約7,000円くらいのところが多いようです。
その他の利用方法
最近は、ポケットWi-Fiを使われる方もいます。携帯ショップなどでも販売されています。ポケットWi-Fiがあれば家だけでなく、どこにいても電波の届く限りインターネットを使うことができます。工事の必要もなく、契約即日から使えます。外でパソコンやタブレットを使われる方、スマートフォンのインターネットをよくご利用される方にはこちらもよいかもしれません。
値段は、2,000円から4,000円くらいです。