カギについて
部屋のカギには様々な種類があります。基本的にカギは家主指定のカギで、入居者さんがこのタイプのカギに変更したいということはできません。また、カギの種類によって費用も異なります。大体入退去があればカギを交換する物件がほとんどです。
オートロックがついている建物は、オートロックのカギと部屋が同じ鍵で開く場合と、オートロックと部屋が別のカギになる建物があります。
また、カギを紛失した時の対処方法も異なります。管理会社や家主で各部屋のカギを控えている物件もあれば、まったく控えを持たず、万が一紛失した場合は専門業者により破錠しないといけない物件があります。
それでは、カギの種類を紹介します。
一般的なカギ
カギ穴にカギをさし、解錠する一般的なカギです。
ホームセンターなどで、500円程度で簡単に複製をつくることができます。
EDロック
最近、学生物件に増えてきたEDロックという電子キー。カギ穴にカギをさすタイプのカギは、入居者が入れかわるごとにカギの交換をするところがほとんどで、またその費用は入居者負担となります。
EDロックであれば、鍵そのものを交換することはなく、入居者が変わる度に電池をかえるだけで、費用も安くなります。
解錠方法は※のボタンを押したあとに、暗証番号4桁~8桁を押し、最後にまた※を押します。暗証番号は入居者自身で設定頂くようになります。閉める場合は、カギのマークのついたボタンを押すだけで閉まります。
カギがないため、カギを紛失してしまうことがありません。また、いつでも簡単に暗証番号を変更することができます。
万が一、暗証番号を忘れてしまった場合は、管理会社または家主さんがカギを持っていますので解錠することができます。
ディンプルキー
カギ穴にカギをさしこんで解錠しますが、所々穴が暗号のようにあります。こちらのカギは、ホームセンターでは複製できません。また、カギ屋さんに頼んでもすぐにできるわけではなく、注文から数週間の時間がかかります。
ピッキングがしにくく、複製が簡単に作れないということからセキュリティに優れたカギです。
ただし、その分、鍵の交換費用は高くなります。
小判型のカードキー
小判のような形をしたカードキーです。玄関にカードキー用の差し込み口があり、カードキーを差し込み、左右にまわすことで解錠できます。こちらのカギもカギ屋さんで複製をつくることができず、管理会社に頼んで作成するようになります。簡単に複製をつくることができません。
費用は、一般的なカギと同じか少し高いくらいです。
プラスティックの差し込みタイプのカードキー①
銀行などのキャッシュカードのようなカードキーを差し込み口に差し込み、ドアのぶを下におろすことによって解錠できます。カギ屋さんで複製することはできません。複製することができないため、最初に5枚渡されます。
プラスティックの差し込みタイプのカードキー②
薄いプラスティック製で穴があいているカギです。差し込み口に差し込み、左右にまわすことによって解錠できます。こちらは、複製そのものができず、カギを紛失した場合は交換となります。また、柔らかいプラスティックのため曲がったり、折れてしまう場合もあるので、専用のケースがついています。耐久性が低いことから最初に5枚くらいカギをもらえます。
カギの費用は、一般的なカギと同じくらいです。
プラスティックのかざすタイプのカードキー
銀行などのキャッシュカードのようなカードキーをパネルにかざることによって解錠できます。カギ屋さんで複製することはできないので、複製をつくりたい場合は、管理会社に注文するようになります。ドアについているカギにはパネルがついており、電池で動いています。2年毎に電池交換が必要です。カギの費用は一般的なカギと同じか少し高いくらいです。電池の交換費用は数千円です。
カギ交換不要のカギ
見た目と解錠方法は一般的なカギと同じ、カギ穴にカギを差し込み解錠します。5本1セットになっており、青いカギが4本と黄色いカギが1本です。通常は青いカギを利用します。カギの複製は、管理会社に注文します。
カギ交換が不要な理由は、特殊なカギで黄色いカギで解錠した後に、別のセットの青いカギをさしてまわすと、別のセットの青いカギでないと解錠できなくなります。そのため、カギ交換をしなくても前の入居者とは別のカギになります。費用は無料な物件と、設定料がかかる物件があります。